意外と知らない!地下足袋の洗い方と邪魔にならない保管方法!

大阪府堺市にある株式会社アイチでは、実店舗の祭館(まつりかん)と、インターネット通販のお祭り用品.com(ドットコム)、という2つの形でお祭り用品を販売しています。毎年夏が来ると、『もうすぐ祭りだ』とソワソワしているお客様につられて、お店もスタッフもテンションが上がっていきます。

お祭りが終わると待っているのが、泥まみれになった洗濯物との戦いです(笑)。大阪南部の泉州地域ではだんじり祭りが有名ですが、雨が多くなる季節の変わり目で『お祭り日和だ!!!』というお天気が少ないのです。

と言って、雨が降ろうと、台風が来ていようと、祭は無くなりません。もちろん家に帰って来る頃には、地下足袋は雨水と砂でドロドロになっています。『地下足袋の汚れがなかなか取れなくて…』というお客様の声を聞いたので、今回は、おすすめの地下足袋の洗い方をまとめてみました!

 

泥汚れは洗剤では溶けない⁉

“汚れたらすぐに洗剤で洗う”は常識ですよね。地下足袋にしても、少々の汚れはすぐに落ちるし、簡単に白くなります。でも困るのが、泥汚れです。

汗や油などの汚れは洗剤で浮かせて取れたり、水で落とせたりするのですが、泥汚れは生地の繊維の奥にまで絡みついているので、洗剤で浮く事も溶ける事もなく、こびりついて落ちにくくなります。雨の中で履いた場合、水分がより深くまで泥を浸透させてしまいます。その上、すぐに水をかけて地下足袋を洗ってしまうともっと奥深くまで泥が入っていくので、いくらゴシゴシしても綺麗にはなりません。

 

まずはしっかり乾かしてから!

地下足袋に限らず、泥汚れは乾燥させることからお手入れが始まります。しっかり乾いてから表面の泥汚れを落とし、洗濯用のブラシなどで繊維の奥の泥をかき出します。このひと手間をするかしないかで、汚れの落ち具合は変わってきます。

ただし、雨の中で一日中履いていた地下足袋を乾かす…考えただけでも臭いがしてきそうです(苦笑)。グッとこらえて下さい。これもまた来年その地下足袋が履ける様に綺麗にする為です。

 

つけ置き→ゴシゴシ、頑張って下さい!

洋服なら、泥を落とした後は洗濯機に投入!となるのですが、さすがに地下足袋を洗濯機に入れるのは抵抗があります。なので、洗濯用の石鹸や洗剤でつけ置きをして、その後にブラシでゴシゴシして下さい。つま先の部分は捨てる前の歯ブラシを使うと洗いやすいです。いつもより、きっと綺麗になるはずです。

と、ここまでが洗い方のお話ですが、ついでにおすすめしたい洗剤が一つ。『ガンコな作業服の汚れが落ちる』と長年売れている洗剤です。

なぜ私がこの商品を知ったかと言うと、私の働く株式会社アイチは、お祭り衣裳以外に作業服を販売しているワークショップだからです!!!作業服の汚れはお仕事内容により様々なので、洗剤もその汚れに合わせて強力な物がたくさんあります。『究極の洗濯 ドロ汚れ用』は、その名の通り、ドロ汚れを落とす事に特化した洗剤です。

泥汚れがひどい作業服がキレイになるのです。お祭りの地下足袋くらいへっちゃらです!もちろん、簡単に手に入る石鹸で洗っていただいてキレイになれば良いのですが!

究極の洗濯 ドロ汚れ用はこちらから

 

きれいになったら陰干しに!

地下足袋の底はゴムになっています。直射日光に当てると劣化しやすくなるので、風通しの良い日陰に干して下さい。

余談ですが、『祭走(さいそう)』というファスナータイプの祭地下足袋があるのをご存知でしょうか。この商品は中敷きが抜き取れるようになっている優れものです。洗いやすさ、乾きやすさまで考えた地下足袋が出てきた事に驚きました。そのうち、“汚れが付かない地下足袋”が開発されたりするかもしれませんね。

 

洗濯した地下足袋はどうしてる?

臭いや汚れにくじけずキレイに洗った地下足袋、どこに保管していますか?『そりゃ下駄箱でしょ』と聞こえて来そうですが、せっかく洗って臭いも取れた地下足袋をそのまま下駄箱にいれると、また汚れや臭いがついてしまいます。

しかも他の靴と違って、一年間出す事も履く事もなくそのままになるのです。次に出した時には、履きたくない状態になっている事もしばしば。最近の地下足袋は機能性の向上と共に価格も上がり、毎年買い替える様な物ではなくなってきています。

 

地下足袋のおすすめの保管方法はコレ!

下駄箱だとまた汚れる、と言っても、タンスに入れるのは抵抗があるし、ベランダや物置の様に直射日光が当たる場所や高温多湿になる場所に保管しては地下足袋が著しく劣化してしまいます。保管場所として最適なのはもちろん“下駄箱”です。なので、下駄箱に入れても汚れない方法で収納して下さい!

簡単なのは購入時に地下足袋が入っていた箱を捨てずに取っておく事です。一度出すと捨ててしまう箱ですが、地下足袋が一番コンパクトに収納出来るサイズで作られています。

箱への入れ方を間違えなければ、箱がぼこぼこしたり、破れたりしません。しかも一番コンパクトなサイズで収納出来るので、下駄箱の中にあっても邪魔になりにくいです。

 

地下足袋の箱への正しい入れ方

①生地部分を綺麗に折りたたみ、ペタンコにする

 

②生地部分を内側にして、左右のつま先とかかとが互い違いになる様に合わせる

 

③箱に綺麗に納める

上から見るとこんな感じです!

箱をちゃんと閉める

この入れ方をすると、地下足袋も汚れず箱も潰れません。

何足かある場合は下駄箱の中で場所を取ってしまいますが、仕切り棚の間隔が広く高さがあるなら、パンプスの下やサンダルの下に倒して並べてみて下さい。箱無しで地下足袋を入れておくよりも格段にスッキリします。

臭いが気になる場合は、箱の中に脱臭剤を入れて下さい。ドリップコーヒーを淹れた後、そのカスを捨てずに乾燥させると脱臭剤として使えたりしますよね。特別にお金をかけなくても大丈夫です。

 

まとめ:地下足袋はきちんと洗って片付けて!

地下足袋にかぎらず、何かを使った後にきちんとお手入れをしていれば長持ちします。お手入れする瞬間はちょっと面倒ですが、次に使用する時の事を思って大切に収納して下さい。

 

株式会社アイチが運営するインターネット販売専門のお祭り用品.comでは、お客様のお悩み・お問い合わせにも出来る限り丁寧にお答え致します。お祭り衣裳を選ぶ際に何か疑問があれば、いつでもお気軽にご連絡下さい。