雪駄と草履の違いはどこで分かる?見極めるポイントと選び方!

大阪府堺市にある株式会社アイチでは、実店舗の祭館(まつりかん)と、インターネット通販のお祭り用品.com(ドットコム)、という2つの形でお祭り用品を販売しています。毎年夏が来ると、『もうすぐ祭りだ』とソワソワしているお客様につられて、お店もスタッフもテンションが上がっていきます。

当店では雪駄をいくつか取り扱っています。お恥ずかしい話、以前お客様に「雪駄は草履と一緒か。」「何がどう違うのか。」など色々ご質問頂いた時に私は何も答えられませんでした…。

そんな経験から雪駄について調べて分かった事をまとめてみました。雪駄の購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

雪駄は草履の一部です!

まず、雪駄とは草履は何が違うのか。

共通点としては、表に革や合成皮革、タタミなどを使用していて、底には革が張ってあり、鼻緒が付いているという事でしょうか。なので、ほとんど違いがありません。

草履の中で特に『雪駄』と呼ばれる履物の条件は色々とあるようです。

大まかに言うと、表の素材が竹皮や籐(とう)のなどの草で編まれている事や、表と底の間の部分『重ね芯』の枚数が少ない事。、などでしょうか。

他にも、『革底である』『かかとに金具が付いている』という様な事もありますが、厳密に追及していくと近年『雪駄』として販売されている商品が含まれなくなっていくので、大枠で捉える事にします。

和装の男性が履いている薄い履物が『雪駄』。和装の女性が履いている分厚い履物が『草履』というのが分かりやすいイメージでしょうか。草履の中でも、重ねが少なく全体的に薄い物が『雪駄』と呼ばれる、という事です。

あ!ちなみに、草履に似た履物で『下駄』もあります。その違いはまた別の機会に…。

 

雪駄の種類

雪駄にも種類が色々とあります。底の材質で分けられている事が多いので、それぞれの特徴を簡単にお話しします。

◆革底…昔からある伝統的な物。改まった場に相応しい高級な本物の雪駄。水に弱い。革底雪駄はこちらから

◆サンド底…軽量・低価格。柔らかい素材。サンダル感覚で履ける。耐久性に欠ける。サンド底雪駄はこちらから

◆アメ底…滑りにくく、水に強い。砂利道などでも石がめり込まず長持ちする。アメ底雪駄はこちらから

◆ライト底…革底雪駄の代替品として最適。薄く持ち運びに便利。クッション性に欠ける。ライト底雪駄はこちらから

◆ウレタン底…摩耗(すり減り)に強く水にも強い。日常的に使用する場合は最適。ウレタン底雪駄はこちらから

◆タイヤ底…水に強く、滑りにくい。お祭りでよく使用される。タイヤ底雪駄はこちらから

 

また、表の素材も色々とあります。

◆竹皮や棕櫚(しゅろ)、籐(とう)、唐黍(とうきび)、い草など

◆合皮(型押しした物やエナメル調にしている物もある)

◆タタミ調に型押ししたビニール素材

◆ナイロン   など

 

賢く購入する為の雪駄の選び方

いざ、購入する時には何を選べば良いのか分からない事が多いですよね。実際、お客様にも「で、どれがおすすめ?」と聞かれます。利用目的と使用場所がはっきりしている場合は、どの雪駄が良いのか候補が絞れます。

雨天、水辺で履く場合…革底雪駄は水で傷みやすいので不向き

結婚式や神社、お寺など正式な場面で使用…革底雪駄やライト底雪駄がおすすめ

砂利道など、足元の悪い場所での作業…水に強く、丈夫なウレタン底雪駄やアメ底雪駄

室内履きとして利用…フローリングを傷つけないサンド底雪駄

お祭りなど激しく動く場合…滑りにくく、耐久性があるタイヤ底雪駄

外出時に長時間履く場合…軽量で疲れにくいサンド底雪駄

厨房や水場などのお仕事に利用…水に強く滑りにくいウレタン底雪駄やアメ底雪駄

記念写真の様に短時間衣裳として履く場合…本来の雪駄に見た目が近く低価格のライト底雪駄

サンダル代わりに使用…軽量で低価格なサンド底雪駄

 

まとめ:目的に応じて買う商品を選んで下さい!

使い方を間違えると、せっかく買った雪駄がすぐダメになってしまったり、場違いな履物を選んで恥ずかしい思いをする…なんて事もあり得ます。使用場所、使用目的に合った雪駄を見つけて下さいね!

雪駄一覧はこちらから

 

株式会社アイチが運営するインターネット販売専門のお祭り用品.comでは、お客様のお悩み・お問い合わせにも出来る限り丁寧にお答え致します。お祭り衣裳を選ぶ際に何か疑問があれば、いつでもお気軽にご連絡下さい。