アイチのお祭り見学ツアーin徳島:阿波踊り

2017年8月14日、お盆休みを利用して徳島県へ日帰り旅行に。目的は…。そう、『阿波踊り見学!』です。

 

株式会社アイチでは、時々こうしてお祭り見学ツアーを行っています。

お祭りに参加している人達の姿を通して、そのお祭りの魅力を肌で感じたり、お話をしながら新しい商品のアイデアを探したり、『お祭りに関わる事』を大切にしています。

 

単純に、祭が好きで、お酒が好きで、楽しい事が好きなスタッフの集まりなのですが…(笑)

 

阿波踊りは約400年以上前から続いていると言われています。当時の日本は武士が天下統一を掲げあちこちで戦をしていた戦国時代。日々の生活に追われていた庶民にとって、村中の人々と共に踊り、笑い、賑やかな時を過ごすのは、とても楽しい時間だったと思います。

元々は念仏踊りなどから来ているようですが、江戸時代になる頃には一揆に繋がらないようにと禁止令が出る程、人々の心を繋ぐ行事になっていたようです。

 

阿波踊りは徳島県内はもちろん、関東地方などでも盛んに行われています。

毎年8月12日~15日には、徳島市で盛大に阿波踊りが開催されます。市内の各所に『有料演舞場』や『無料演舞場』を設け、地元住民の方だけでなく観光客も楽しませてくれます。

 

私たちは車で徳島へ向かったのですが、市内へはシャトルバスに乗り換えないと入れないとの事。臨時駐車場に車を停め、何台も連なって停車しているシャトルバスに乗車しました。

数分走ってバスを降りると、そこはもう辺り一面阿波踊り一色です。華やかな衣装を着た踊り子さん達があちこちに居て、本当に町中がお祭り会場という感じでした。

 

有料演舞場は踊りが見やすいように観覧席が設けられていて、ゆったりと観覧出来るスペースになっています。座席のチケットは事前にネットで買う事も出来ますし、当日券が会場となる演舞場でも販売されていました。

少し上の方から全体が見て取れるので、一糸乱れぬ動きや、小さな子供さんが一生懸命踊る姿も余すところなく見られる座席は初めて行かれる方にオススメです。

 

有名な(?)落語家さんや、有名な企業キャラクターなども踊り子として参加されていたりして、阿波踊りをもっと楽しんでもらいたいという熱い思いが、踊りと共により伝わってきました。

 

少し市内を歩くと、お祭り用品の販売をしているお店発見!同業者の血が騒ぎ、どんな商品があるのかと店内を調査開始(笑)。

色々な商品が陳列されていましたが、一見、同じ物の様に見える『ゴムの付いた足袋』でも、大阪でよく使用される物と阿波踊りで履かれている物が違う事にびっくり。

阿波踊りのゴム底足袋は、それだけでアスファルトの路面を踊りながら長距離進むからなのか、底のゴムが分厚く固くなっていて、地下足袋に近い感じでした。

 

だんじり祭りでは、雪駄をはいてだんじりの屋根に乗る大工方(だいくがた)が、踏ん張った時に雪駄の上で足が滑らない様にゴム底足袋を利用しているので、「滑り止め靴下」に近い用途となります。ゴムも薄く動きやすい様にしなやかに作られています。

同じ様なアイテムでもお祭りごとに使い方が違っていくので、使われる方の意見を聞いて商品を開発していく事の大切さを改めて感じました。

 

そんな事を思っていると、すぐに店員さんが『観光ですか?』と声をかけてくれました。『そうです』と答えると、『せっかく阿波踊りを見に来られたなら、にわか連で踊っていかれたらどうですか?』と勧めていただきました。

当日参加出来る連があり、踊りを教えて下さるとの事。是非阿波踊りを体感したいと思いましたが、今回は時間の都合で断念。次に来た時はきっと!と思いながら、お店を後にしました。

 

町中の人がこうやって自然と阿波踊りのPRをしているのだから、お祭りがどんどん発展していくのも納得です。SNSなど、個人が情報を簡単に発信出来る時代だからこそ、地元のお祭りやイベントを盛り上げるお手伝いはいくらでも出来ます。

 

どのお祭りも、人々を魅了するパワーと、心を繋ぐ素晴らしさがあります。そんなお祭りに、衣裳という部分だけではありますが関われている事に喜びを感じます。色んなお祭りを実際に見て、お祭りの魅力をもっともっと自分自身がビシビシ感じたいと思います。

 

お祭りを楽しみにされている皆様に、よりお祭りを楽しんでもらえる様に。お祭り用品.comはこれからもお祭り衣裳販売日本一を目指して頑張ります!!!